2006.5.5(FRI/祝/大安) こどもの日

凄い〜!スゴ〜イ!すっんげ〜っ!って何が?
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今年で2回目になるアズーアートキッズラボこどもの日の作品展
「ブルーバード.2」は滅茶滅茶良かった。今回はアトリエ空間だけでなく、音楽学科、語学学科のスタジオや控え室(地下1)も使用した展示はゆったりとして爽快そのもの。 作品だらけだった1回展とは対照的に「作品のクオリティー自体」がクローズアップされた様です。18人の小さなアーティストのバックステージを務めるのは過酷でしたが上品で見ごたえのあるエキジビションになりました。5/5. 10時オープンの4時間前、私はついに近くのコンビニまで散歩に出かけました。「できるんかな〜?」「間に合わんのとちゃうか?」職業柄、徹夜作業は慣れているはず、しかし今回はチョイヤバ過ぎました。壁面のクギ打ちは7時半からスタート、挨拶文をとりつけ、キャプションを打ち出したら1番乗りのお客様が・・・。午前中は観客が途切れることなく続き、昼食をとる者は誰もいなくて3時を過ぎ4時前になってようやく会場は落ち着きを取り戻した。5時の終了の際も特設白テントの下ではまだ数人のお子さんとご家族が野外絵画実習の真っ最中。きっと自分と年齢の近い作者の作品を観て挑発されたのかも知れません。或いはそうではなくて、ただ光りを浴び風に吹かれながら誰に強制されることもなく自由に絵を描くことは皆好きだし、面白い。こどもたちにとっても贅沢な時間だ。こころなしか、わが子を見守る大人たちの眼差しもどこか遠い過去を眺めている様にも感じました。そしておそらくわが子の未来へも・・大人になっても、そして子供の時代は特に「美術の時間」のある生活を過ごしてほしいものです。

あるキッズのお母さんは10年振りに職場の同僚と偶然会場で再会され、北米で商社務め長かった方はフィラデルフィア美術館のマティスの部屋と同じ感覚を思い出し、通りがかりの壮年紳士は小学生のレリーフにイタリアの空間主義/フォンタナの痕跡を発見しておられました。

音痴はそんなに恥ずかしくはないけど、芸術音痴は一寸だけ恥ずかしいし、とても寂しい感じがします。感覚とか直感を身につけることが教養であり美意識なのだと思います。



そして、それはそんなにタヤスイことではない。にもかかわらず、
アズーアートキッズラボの連中は無意識に抽出しコントロールしようとしている!!
幾つかの作品には奇跡的な光景があり、センセとかオッチャンとか落書きボスとか呼ばれる私の目をかいくぐり全くの独自性を発揮する者も多い。勿論、実習内外において必死の追跡はしているのですが・・・

キッズアートに関わるすべての人が痛感する様に、こどもはすごい。
くにの宝は文化であり、未来の文化を担うのはかれらであり、ゆえに宝であるかれらはすっんげ〜っ大切!

ブルーバード.2の案内はがきと会場のごあいざつのことばを掲げておきたいと思います。

(前略)神童たちもいづれ、石頭の常識的な大人になってしまうのか?いやここにいる彼等は、15年後20年後、颯爽と軽やかな感受性と立ち振るまいを持って社会に貢献し、周囲の人々に夢や希望を与えることのできる愉快な存在として活躍しているだろうと思います。 そんな気がしてなりません。アートは人の為にあるんです。ひとりひとりの為に深く広くあります。顔や名前がちがう様に作品も思いも多様でなけばなりません。アートキッズラボの沢山の笑顔や真剣な顔に会いにお越し下さい。アトリエでお待ち致しております。


ごあいさつ

本日はご多忙なところ御来場賜りまして誠に有難うございます。

ゲーム、テレビ、アニメ、以外の日本のビジュアル・アートは今、
一見脆弱に思えますが実はアズーの様にタフでファニーな美術教育も存在しています。
個別性を重んじ、連帯感を尊ぶそんなアトリエの空気は、対象を通じて自分と向い合うチャンスを多く与えてくれます。
自分の美意識を自他と共に磨くことがここで作品を作る最大の歓びであり目的であります。こども達の「今」を、ご覧下さい。

アズーアートラボラトリー 
アズーアートキッズラボ /中沢照幸 (なかざわてるゆき)

また来年の5.5も皆さま「ブルーバード.3」でお会いしましょう。その前に今回残念ながら見逃した方は11月23日(木/祝)〜28日(火)茨木市立ギャラリー(阪急ロザヴィア2F)おとなとこどもの作品展「アズーミュージアム06」是非会場に足をお運び下さいませ。
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鰆木さんとアルベルトのコラボ、インスタレーション
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by azure-laboratory | 2006-05-11 17:13 | アート
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